かべしんぶんなつやすみとくしゅうごう [育児]
今年は長女が小学一年生になり、彼女にとって初めての「夏休み」というものを体験した。
小学生の夏休みと言えばなんといっても「宿題」な訳だが、いわゆるゆとり教育の影響なのだろうか、計算ドリルも文字の書き取りもそれほど分量はなく、8月の前半にはあらかた終わってしまった。
とはいえ難題は自由研究や写生、工作などになるわけだ。自分が小学生の頃、これらのイレギュラー宿題には8月31日までさんざん泣かされた覚えがある。あんなに宿題に泣かされた自分が今では教育職とはなんとも因果なものを感じてしまうが。
とにかく、1年生の時点でムスメに宿題に関する敗北感を抱かせてはいかんと思い、なんとか早めに自由研究を終わらせようとハッパをかけて来たのだが、案の定、なかなか始めない。そもそも自由に研究しろといわれるとかえって何をしていいのか分からなくなるんだよなあ。っていかんいかん、こんなところで理解を示しては親失格である。
で、さりげなくアドバイスを与えつつ、適切な自由研究ネタを提供してやるのが正しい親のあり方だろう。ここで学校でもらってきた自由研究のヒントの書かれたプリントを見ると、「かべしんぶん」なるものが提案されている。これならば、毎日のたゆまぬ観察も必要ないし、短期集中で一気にできそうである。
「ねー、夏休みの宿題だけどさー、夏の思い出を10個選んでなつやすみ10大ニュースを新聞にする、なんていうのはどうかなあ」
などと、あまりさりげなくないアドバイスを与えたところ、ムスメも乗り気になってくれたので、一気に書かせることにした。
...しかし、1年生の文章力では「一気に」とはいかないんだよなあ。まずうちの子、字を書くのがものすごく遅い。学校でも、友達に「遅い」とけなされて、帰ってきてから涙目になって訴えてきたこともあった。
それからもちろん、10個のニュースを選ぶのも大変だ。ムスメなりに気を遣っているのか、父方の祖父母の家ですごしたエピソードと、母方の祖父母のエピソードを均等に配分しようとしたりしている。また、最終的に気づいたのだが、パパが出てくるニュースとママが出てくるニュースが1件ずつあったり、そんなところにまで気を遣っていたり。まったくわがムスメながら頭が下がる思いだ。
いきなり画用紙に字を書かせて取り返しのつかない事態にならないよう、選んだ10個のニュースをまず10枚の折り紙に書かせ、それらを最後に四つ切り画用紙に貼り付ける、という手順をとった。
こうしてできあがった壁新聞がこれ。写真はあとで載せるので、とりあえず10個の見出しをどうぞ。括弧内は僕が補った。
1い プールで5メートルおよいだ
2い バトミントンを4かいれんぞくで!
3い バレエ ハイホーをさいごまで
4い キッズキッチンのテーマはうり(瓜)
5い かがくかん、ひこうきをうみへんに
6い ぴあののがくふレベル1に
7い Mちゃん(妹の名前)がぶーってないた
8い うまにのった
9い ぼんおどりでばかとのに?
10い ケーキをつくった
彼女なりに、新聞のあおり文句の文法を身につけているようだ。びっくりマーク、クエスチョンマークはまったく彼女の独創である。個々のエピソードに関する説明は省略。
実はここに書いたほかに、飼ってる鈴虫がようやく鳴いたという事件や、アリがえさを巣穴に持ち帰るのをじーっと観察した思い出などもランクインしていたのだが、「もうひとつ、かべしんぶんむしごう(虫号)をつくろう!」とムスメが勝手に思い立ってしまったので、こっちの夏休み特集号には盛り込まないことにしたそうな。しかし、残された時間はあと一日。虫号の方は無理だろうなあ。
小学生の夏休みと言えばなんといっても「宿題」な訳だが、いわゆるゆとり教育の影響なのだろうか、計算ドリルも文字の書き取りもそれほど分量はなく、8月の前半にはあらかた終わってしまった。
とはいえ難題は自由研究や写生、工作などになるわけだ。自分が小学生の頃、これらのイレギュラー宿題には8月31日までさんざん泣かされた覚えがある。あんなに宿題に泣かされた自分が今では教育職とはなんとも因果なものを感じてしまうが。
とにかく、1年生の時点でムスメに宿題に関する敗北感を抱かせてはいかんと思い、なんとか早めに自由研究を終わらせようとハッパをかけて来たのだが、案の定、なかなか始めない。そもそも自由に研究しろといわれるとかえって何をしていいのか分からなくなるんだよなあ。っていかんいかん、こんなところで理解を示しては親失格である。
で、さりげなくアドバイスを与えつつ、適切な自由研究ネタを提供してやるのが正しい親のあり方だろう。ここで学校でもらってきた自由研究のヒントの書かれたプリントを見ると、「かべしんぶん」なるものが提案されている。これならば、毎日のたゆまぬ観察も必要ないし、短期集中で一気にできそうである。
「ねー、夏休みの宿題だけどさー、夏の思い出を10個選んでなつやすみ10大ニュースを新聞にする、なんていうのはどうかなあ」
などと、あまりさりげなくないアドバイスを与えたところ、ムスメも乗り気になってくれたので、一気に書かせることにした。
...しかし、1年生の文章力では「一気に」とはいかないんだよなあ。まずうちの子、字を書くのがものすごく遅い。学校でも、友達に「遅い」とけなされて、帰ってきてから涙目になって訴えてきたこともあった。
それからもちろん、10個のニュースを選ぶのも大変だ。ムスメなりに気を遣っているのか、父方の祖父母の家ですごしたエピソードと、母方の祖父母のエピソードを均等に配分しようとしたりしている。また、最終的に気づいたのだが、パパが出てくるニュースとママが出てくるニュースが1件ずつあったり、そんなところにまで気を遣っていたり。まったくわがムスメながら頭が下がる思いだ。
いきなり画用紙に字を書かせて取り返しのつかない事態にならないよう、選んだ10個のニュースをまず10枚の折り紙に書かせ、それらを最後に四つ切り画用紙に貼り付ける、という手順をとった。
こうしてできあがった壁新聞がこれ。写真はあとで載せるので、とりあえず10個の見出しをどうぞ。括弧内は僕が補った。
1い プールで5メートルおよいだ
2い バトミントンを4かいれんぞくで!
3い バレエ ハイホーをさいごまで
4い キッズキッチンのテーマはうり(瓜)
5い かがくかん、ひこうきをうみへんに
6い ぴあののがくふレベル1に
7い Mちゃん(妹の名前)がぶーってないた
8い うまにのった
9い ぼんおどりでばかとのに?
10い ケーキをつくった
彼女なりに、新聞のあおり文句の文法を身につけているようだ。びっくりマーク、クエスチョンマークはまったく彼女の独創である。個々のエピソードに関する説明は省略。
実はここに書いたほかに、飼ってる鈴虫がようやく鳴いたという事件や、アリがえさを巣穴に持ち帰るのをじーっと観察した思い出などもランクインしていたのだが、「もうひとつ、かべしんぶんむしごう(虫号)をつくろう!」とムスメが勝手に思い立ってしまったので、こっちの夏休み特集号には盛り込まないことにしたそうな。しかし、残された時間はあと一日。虫号の方は無理だろうなあ。
2010-08-31 00:55
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コメント(2)
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初めての夏休みは、大変だったみたいだねf^_^;)
まだ今日一日あるけど_φ(・_・
親にとっても子の夏休みは、何かと目を光らせなければ成らない事が山済みになる事だろう(ーー;)
自由研究なるものは、確かに厄介事だ!
数日で終わらせる事の出来る内容ならいいが、毎日観察しなければ成らない事だとほねがおれる(; ̄O ̄)
テーマを決めるには、何に興味が有るか分かれば早いのだけど、小学一年生には厳しい課題の一つだろうね(・_・;
by つっち (2010-08-31 14:32)
どうも。時間たっちゃいましたが、宿題は無事提出できました。
毎日こつこつとつづける類の宿題は、自分でも子供の頃苦手だったので、ムスメもなかなかできなさそうだと思ってました。
って勝手に子供を枠にはめてはかわいそうですが。
来年は今年の反省を生かして何か面白いことをさせたいですね。
by nobuta (2010-09-09 00:37)