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困る力 [日常]

姜先生の『悩む力』のことを言おうとして、『困る力』というフレーズを思いつく。思いついたはいいが、それが一体どういう力なのかさっぱり分からない。本家の「悩む力」が、何か現状を打開するような発展性がありそうなのに比べ、「困る力」ではただひたすら困ってしまい、打開も何もあったものでは無い気がする。

などと言いつつ、『悩む力』は未だ読んでいないのだが、読みもしないうちからそんな彼我の差を感じてしまうのは、これも姜先生のネーミング力のたまものだろうか。

そういえば姜先生、この年末年始は大忙し。テレビや新聞で顔を見かけない日はなかった。紅白の審査員席に座っていらっしゃったのには驚いたが、中居君にコメントを振られて「甲乙つけがたいです」みたいな当たり障りのないことしかおっしゃらなかったのはちょっと残念。できれば「紅にしようか白に入れようか、悩む悩む...」と大げさな身振りを交えて思いっきり自著を宣伝する姜先生を見てみたかった。とはいえ審査員席で女優に挟まれて内心「堀北さんも可憐だが、松坂慶子さんも捨てがたい。悩む悩む」といったところだったのではないだろうか。

とまあ激しく意味のない妄想をしている年末年始だったわけだが、そんな僕が珍しく、あまり悩むこともなく即決即買いしたのがiPhoneだ。今まで使っていたノキアの携帯は、もう3年以上になるだろうか。バッテリが壊れてしまったし、ノキア自体ももう日本から撤退というニュースを聞いていたので、何の未練もなく買い換えてしまった。

いままでかろうじて電話は携帯している、という程度の携帯ユーザーだった僕だが、iPhoneを使い始めて10日間、これははまりそうだと言う予感がびしびししている。写真は撮れるは音楽は聴けるは、ネットにつないでGmailだってみれてしまう。年末年始の長い里帰りの間中、iPhoneの画面を見つめていたと言っても過言ではないくらいだ。それはもう大変なことである。

さらに調べてみると、着メロを自作できたり、googleカレンダーと同期できたりと、至れり尽くせり。もう1億総出でSoftbankに乗り換えるしかないのではないかとさえ思えてくる。これはおそらく、ジョブズ氏の送り込んだ、世界征服のためのエージェントなのだろう。悩む悩む...

17de518e.jpgでもってこれは、iPhoneで撮影した、能登の実家においてあった一升瓶の数々。手取川、日栄、菊姫、いずれも東京や神戸ではなかなかお目にかかれない加賀の名酒である。正月はこれらの酒を前に大いに悩む力を養いつつ、体重が増えて困る力も増大中である。
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