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アラブ人が注目する中国女優 [TV]

ブログを見返してみると、去年の9月からずっと見ている中国武侠ドラマの『神雕侠侶』。近頃ようやくすべて見終わった。やれやれ。

金庸武侠小説きっての純愛物語として知られる『神雕』、我々も当初は主人公2人の恋の行く末を温かく見守るつもりだったのだが、回が進むに連れ、2人のあまりのバカップル(!)ぶりよりは、魅力あふれる悪役たちの姿に目がいくようになった。李莫愁、公孫止、金輪法王...それぞれ最期に見せ場があって、ほろっとさせる演出が憎い(公孫止は最後まで極悪だったが)。

ところが最終回が近づくに連れ、一緒に見ている連れ合いの目がハートに!なんと彼女はいつの間にか「明(ミン)教徒」になっていた。「明教」とは『神雕』の主演、楊過役の黄暁明(ホアン・シャオミン)のファンの総称。ファンは「明教徒」で暁明は「教主」だそうだ。

対抗上、こっちはリウ・イーフェイのファンになるかと思いきや、今僕の心をとらえて放さないのは、この女優さんである。

a3ca60a3.jpg陳紫函(チェン・ズーハン)(「古装劇場」のサイトより)
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まあ写真を見てお分かり頂けるとおり、大変きれいな女優さんだ。しかし、『神雕』の中で演じているのは「郭芙」。金庸小説史上最低最悪女として、武侠ファンの間では蛇蝎のごとく嫌われている登場人物だ。確かに劇中では、これでもかこれでもかと言うくらい楊過をいじめ抜く。いやいじめなんてものでは済まないのだが。

実際の陳紫函は、黄暁明にとっては北京電影学院(国立アイドル養成所)の3年くらい先輩にあたるようだ。劇中では「芙妹」と呼ばれていたが、幕間でもホントに後輩楊過をいびり倒していたんではないかと危惧される。

また暁明は中国初のアイドルとして知られる趙薇(チャオ・ウェイ)と同級生だから、陳紫函は趙薇の先輩にもあたることになる。で、検索してみると、趙薇の元カレ(大富豪)を紫函が取った、というような報道があったりする。さらに、「陳紫函」でグーグルの画像検索をかけてみれば、かなりきわどいセクシー画像がばしばしヒットしたりする。「郭芙」役を演じたことも含め、ずいぶんとダーティーなイメージの女優さんのようだが、「アイドルになり損なった趙薇」かと思えば親しみも湧くというもの(湧くか?)。

じゃあなんで彼女がアイドルになり損なったのかと言えば、それはグラマー過ぎるのがいけなかったのではないか、と僕は推測する。時代劇などに出て清純派を志向したところで、胸にあんなリーサルウエポンを隠していたんでは、必然的にダーティーなイメージに陥ってしまうのである。これは何も中国だけに限ったことではない。長澤まさみがさらしを取りたがらないわけを考えてみるがいい。

それにしても気になるのは、陳紫函の紹介文で、「もっとも行きたい所=エジプト」とある点だ。ああ、是非行ってもらいたい。アラブ人の方はすでに陳紫函に大注目してますから(参照:Elaphの記事、上から5番目の画像)。アラブでは、孫燕姿なんか目じゃないくらい大ブレークするかも知れない。
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