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韓ドラの主題歌のような [音楽]

ea0320a7.JPG正月に届き、かなり聞き込みつつあるアムル・ディヤーブの新譜「カンミル・カラーマク」。いつもながらのアムル節が堪能できる、安心の一枚だ。

初っ端ピアノの前奏から始まる「ウィ・マーロ」は、そのまま韓流ドラマの主題歌としても使えそうな、しっとりしたナンバー。切ないです。メローです。アムルもコブシ抑えめでしっとり歌い上げてます。

しかし2曲目、タイトル曲の「カンミル・カラーマク」では一転、ロックテイストのアップテンポ、アムルの歌いっぷりものりのりです。さらに3曲目「ワ・ヘカイタク・エー?」は伝統歌謡風のチャカポコのり、アムルのコブシも絶好調となります。

こんな感じで緩急取り混ぜた選曲、ちゃかぽこからラテンロック風味まで、十年一日のごとく、アムルの変わらぬ魅力が楽しめる。まあ悪く言えばワンパターンっちゃワンパターンなのだが。

それでもRotana移籍後のアムルのアルバムは、なんというか「アムル純度」がどんどん上がっているような気がする。何でそんな風に感じるのかと思って良く聴いてみたら、秘密はコーラス部分にあった。

最近のアムルは、コーラス部分に至るまで全部自分の声の多重録音でまかなっている。アラブポップスでコーラスといえば、男女混声のオクターブ・ユニゾンコーラスや、おやじボイスの男声ユニゾン(ナンシーの曲でありがち)が通常だが、アムルの場合は曲の中に他人の声を一切入れてないのだ。主旋律もアムルなら、副旋律もアムル、ハモりもアムル、なのである。

ヘッドホンで聴いていると、5~6人のアムルに取り囲まれているような迫力がある。全曲通して聴けば、頭の中に何十人ものアムルが巣くっている状態?昔からのアムルファンも、アムルの魅力に開眼したい人も、とにかく買いの一枚だ。
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