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アメリカン・パザル [旅行]

ac5910aa.JPG昨日帰国しました。ぼちぼちと旅の記録をアップします。

トルコのカフェ・シリーズ第2弾。出国前にカフェ バグダッドさんに教わった、「アメリカン・パザル」なる一角。水タバコの吸えるテラス付きカフェがずらりと並んでいる。アメリカン・パザルのあるトプハネという地区は、新市街の海側にある。この3月に新市街側にまで延長した路面電車(トラムヴァイ)に乗って、トプハネ駅で下車。駅の正面には二つのモスク、クルジュ・アリー・パシャ・モスクとヌスレティイェ・モスクがあるが、そのあいだ辺りにアメリカン・パザルはある。 今回のイスタンブル滞在は結局ほとんど晴天に恵まれず、毎日真冬の寒さを味わったものだが、今にして思えば唯一とも言える春日の土曜午後、このアメリカンパザルを目指した。トラムヴァイに乗って渡るガラタ橋というのもまた格別である。 さて、ずらり並ぶカフェ(10軒以上あるか)の中で選んだのは、カフェバグさん推薦のキョシェバシュ・ナルギーレという店。クルジュ・アリー・パシャ・モスクを面前に望む、なかなかの好立地である。テラスには何組かの地元若者たちもすでにたむろしている。 チャイを頼んだだけでナッツの付け合わせが付いて来るというサービスぶり。水タバコと一緒に注文して確か9新リラ=700円くらいだったと思う。1人で行くにはやや高めだが、それだけのサービスは提供している。 これから夏にかけて、いよいよテラスで水タバコというのがしっくり来る季節が到来する。どうかこれからトルコを旅する方は、トラムに乗って是非アメリカンパザルを訪れて頂きたい。

墓カフェ [旅行]

8da57e33.JPGトプカプなど、スルタン・アフメトでの作業に疲れたら、このカフェで水タバコを一服。知人のH氏に教わった通称「墓カフェ」だ。トラムの線路沿いにある、メフメト二世とか何とか言うオスマン朝スルタンのお墓を中心に、いろいろな有名人の墓があるところ。ズィヤ・ギョカルプという現代トルコの偉大な思想家の墓などもある。ともかくこの墓地自体が観光スポットになっている。 カフェはこの墓地の右手奥。観光地とは行っても団体客が押し寄せることもなく、地元の学生やサラリーマンらしき人たちでいつもごった返している。僕のような外人がふらふらと1人で入っていっても、いい感じでほったらかしてくれるので疲れない。 水タバコの種類はリンゴ、イチゴ、カプチーノと、至ってシンプル。だがそのシンプルさが、僕にはカイロを思い出させて心地よかったりする。

トプカプ潜入 [旅行]

cdb209e9.JPGついについに利用許可が取れたトプカプサライ博物館の付属図書館。本業のことなのでこのブログを見てもらっている人に自慢したって仕方ないのだが、あまりにも嬉しかったので書いておきます。写真はその図書館の概観。トプカプサライの敷地の左手奥にある、「アーたちのモスク」という建物がそれだ。もっと真ん中ら辺に「アフメト三世の図書館」というのがあるけど、そこにあった蔵書が今はこの「アーたちのモスク」に移動して、トプカプ写本コレクションの大半をなしているわけだ。「アー」っていうのは誰なんだ?という疑問はあるけど、僕には分かりません。 アフメト三世というのはオスマン朝の開明君主として知られており、一般的にはヨーロッパからチューリップを輸入して育てたという、なんだかかわいらしい趣味で知られているけど、その一方でアラビア語やペルシア語の書物を集めてトルコ語に翻訳するという事業を命じるなど、文芸の保護に努めた偉い人でもある。 そう言うわけで、当時アフメトが収集したアラビア語の本が大量にあるので、アラブ研究が専門の僕がこうしてトルコに入り浸っているわけだ。何もギョクセルを見に来た訳じゃないんだ。 許可が取れればこの図書館に入れるだけじゃなくて、トプカプの敷地そのものにも自由に入れるようになる。トプカプの入り口には、団体入り口とは別にもう一つ、小さな入り口があるのだけど、混み合う団体客を尻目にそこを通って中に入る快感と言ったら!ってまあ、ちょっと露悪趣味ですな。すんません。 しかしトプカプを一歩出れば、ツーリストも許可をもらった人も変わらないわけで、昨日もトラムの駅まで歩く途中で、「アレ、ドコカデ会イマセンデシタ?」などと謎のトルコ人に声をかけられたりした。この辺は怪しい客引き多発地帯だからなあ。

霧のスレイマニエ [旅行]

d7b740dd.JPGイスタンブルは欧亜両大陸にまたがる大都市だ。僕は今、ボスポラス海峡を望むアジア側に住まわせてもらっている。で、調査対象の図書館や博物館は大体ヨーロッパ側にある。海峡をまたぐ立派な橋もあるにはあるが、市民の足としてよりポピュラーなのは、フェリーである。僕も毎日、フェリーを使っている。

しかしここのところ、朝から霧が立ちこめる日が多く、そんな日は大型フェリー(ワプルという)が運行休止になってしまう。仕方なく小型船モトル、と言っても200人くらいは乗るのだが、に乗っていく。しかしこれが怖いのだ。周囲が全く見えない中を、ボーーっと霧笛を鳴らしながら進んでいくのだ。いつ事故が起きてもおかしくない!

で、もっと怖いことに、この霧が夕方近くになっても晴れないのだ。だから帰りもモトル。なんなんだこの気候は!

スタバ [旅行]

391843b3.JPGアジア側カドキョイには、巨大ショッピングモール「カルフール」がある。泊めてもらっている家のすぐそばということもあり、時間もあったのでちょっと偵察に。

CD屋や本屋などをひと当たりうろついた後、スターバックスにてご当地マグカップを購入。20リラ、ということは1500円くらいか。こっちの物価するとかなり高いし、日本でマグを買うよりも若干高いかも知れない。しかしチューリップと唐草文様(アラベスク)をあしらったデザインはなかなか秀逸だと思う。買って損はなかった、と自分に言い聞かせる。

私の名はアイワ! [旅行]

c402fb2b.JPGイスタンブルの宿の近所にある甘いものやのショーケース内に、気になる物体がある。毒々しいまでの赤さで異様な存在感を醸し出しているこのデザート、一体どんな味がするのだろう。いよいよ今日、店に入って試してみることにした。トルコ語は話せないので、店員に指をさしてみせ、「これ下さい」みたいなことを言う。 すると店員、 「アイワ!」 と答えるではないか。アイワとはアラビア語エジプト方言で、返事をする時の感嘆句だ。まさかこの店員、エジプト人か? まあそんなわけはないわけで、このデザートの名前がアイワ(アイヴァが正しいのかな)というのだ。 マルメロの実を何かにつけ込んだもの、ということは実は最初の日に知り合いに聞いて知っていたのだが、今日初めて食べてみて、すっかり気に入ってしまった。写真のように、上に生クリームの固まりを載せて出してくれるのも、生クリームファンにとっては何ともうれしい。

政治的正しさの彼方に [旅行]

ec83abf7.JPG台湾で買った歯磨き粉。詳しくは連れ合いのブログ参照。で、こちらがYMCAにあったもの。 whiteman これはあれだな。上のやつのイラストがデューク・エリントンみたいな人がはを見せてにんまり笑っているのからすると、もともとは「黒人牙膏」という名前だったのだろう。しかし外国人もよく泊まるホテルだから、製造業者も政治的配慮(いわゆるPC)を求められて、「白人牙膏」と名前を改めたのだろう。 それにしても、「『黒人』で悪けりゃ『白人』でどうじゃい!」という業者の開き直り方はたいしたものだ。

いよいよ出発 [旅行]

6bb0552f.JPGこれから出発します。トルコ。
このブログもしばらく更新が滞るかも知れませんし、逆に恐ろしく頻繁に更新されるかも知れませんまあどうなることやら。

写真はブルーモスクの「7本目のミナレット?」。

台湾雑感 [旅行]

1db804d5.JPG昨日まで台湾に行ってました。写真はペプシの広告バス、蔡依林と周渝民が獅子舞を担いでいる新年バージョン。
我々滞在中は、台湾現代史の最重要事件の1つ、228事件を記念する式典などもあり、テレビや新聞雑誌はそのことで持ちきりだったみたいだ。台湾が政治的に今後どのような方向に向かっていくのかも非常に興味深いが、しかしついつい芸能面の情報ばかりを気にしてしまうのは、僕の悲しいサガであろうか。 ホテルのテレビをザッピングしていたら、かなりの頻度で周杰倫(Jay)に出くわした。街でも彼のポスターをあちこちで見かけた。相当の人気のようだ。イノッチ似の風貌と侮っていた僕が悪かった。反省して「尋找周杰倫」のCDを購入。 で、今そのJayと噂になっている侯佩岑というキャスターも、何度もテレビで見かけた。何でも最近写真集だかなんだかを出版したそうで、それに伴って年齢詐称疑惑が持ち上がったり、いろいろ叩かれているようす。とにかく今回一番よく目にした顔だった。 一方、最近Jayと破局したと噂の蔡依林も、上の写真のように活躍中だった。しかし彼女同様の白痴美系アイドルでは王心凌(シンディー・ワン)が頑張っていて、発売されたばかりの彼女のCDのポスターをよく見かけた。ちょっとCDを買う気にはならなかったが(初版のため、VCDのおまけが付いていなかったというのもある)。 台湾のニュース番組のことに話を戻すと、報道の仕方が日本よりもかなりどぎつい。たとえば事故で亡くなった警官の話を報道する時は、大泣きするその妻や子供の映像を流したり、あと給食のおばさんが挽肉を作る機械に腕を引き込まれるという事件では、血まみれになった腕の断面を大写しにしてモザイクをかけて流したりしていた。そんなのモザイクの意味ないじゃん、と言う感じだ。 それから売春ツアーに来ていた日本人観光客が摘発される、なんていう事件もあったらしく、テレビでは、事をなし終えたツアー客の部屋に警官が入り込み、ゴミ箱を探して使用済みのゴム製品を探し出す映像など、モザイク無しでそのまま流したりしていた。これまたかなりのえげつない報道だったが、これは自業自得。外国に来て女を買いあさる日本のオヤジツアー客は、国辱モノなので金輪際日本の恥をばらまかないでもらいたい。って台湾ポップスCDを買いあさりに来たような奴が偉そうに言えた義理でもないが。

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